お庭は、１年２年だけのものではありません。
今後、長い場合は何十年も付き合っていくものです。
また、お庭は毎日の生活に密接に関係していますので、きちんと将来を考えた長期的なイメージをすることが重要になってきます。

特に考えなければいけないことについて以下の４項目を説明します。

家族構成に関して
生活スタイルに関して
お庭の手入れに関して
カースペースに関して

お庭の計画では、まずは、家族構成について十分に検討する必要があります。

もちろん、お子様を中心に考えられるのは当然のことですし、大切なことです。
ただ、よくある失敗例として、砂場や子供の遊び場をメインに作ってしまって、数年後には全く使わないというようなケースが少なくありません。

しかも、砂場や遊び場をお庭の真ん中に置いてしまったので、何も出来ずに長期間放置した状況という方もいらっしゃいます。
１〜２年の短期的なイメージだけではなく、出来れば１０年後くらいまで考えた長期的なイメージが大切です。

ある程度、ご年配のご家族の意向も組み入ることが必要です。あなたが洋風のお庭が希望でも、業者に「洋風のお庭が希望だが、年配の家族がいるのでその辺りも考慮して欲しい」ときちんと伝えることが大切です。
また、ご年配の方が足が不自由な場合などは、アプローチを車椅子用にバリアフリーにするなどの検討も大切です。そして、雨の日でも滑りにくい素材を依頼することも大切です。
今は平気でも、今後、バリヤフリーが必要になる可能性がある場合には十分に検討されることをお薦めします。

庭に洗濯物を干される方は、その場所をきちんと確保しなくてはいけません。いくら、お庭がキレイでも、スペースが狭くなってしまって洗濯物が干し辛いでは、毎日大変です。
また、ゴミ捨てなどで常に庭を通る必要がある場合も検討が必要です。もちろん、庭の見た目のデザインも大切ですが、毎日使う通路などはきちんと確保しないと、結局は不便なお庭になってしまいます。

また、玄関を出て、駐車場の車に乗るまでの通路なども毎日のことですのでかなり重要です。とくに庭を通る場合には、歩きやすい通路や雨の日でも滑りにくい素材を使用した通路にしないと、後でとても不便な思いをすることになります。

お庭の完成後は、ご自身で手入れを楽しみながらやっていきたいと考える方と、手入れなどは出来る限りしたくないので、手間をかけたくないと考える方がいらっしゃいます。
お庭の手入れは、好きな方にとっては本当に楽しいものです。

しかし、中には「最初の数ヶ月は手入れをしていたが、気がついたら、１年くらい手付かずの状態・・・」なんて方も少なくありません。
あなた自身やご家族の性格や生活スタイルなどを考慮に入れて、「手入れが必要なお庭」にするのか「なるべく手入れが不要な手間のかからないお庭」にするのかの方向性を決めて、きちんと業者に伝えることが大切です。

もし、現在の駐車場が狭くて、車庫入れが大変な場合には、駐車場の大きさの検討も大切です。また、今後、車の台数が増えることが予想される場合には、業者にそのことを、早めに伝えて頂くことも大切です。

上記の内容などをきちんとエクステリア・外構・造園業者に伝えることで、デザインの良さだけではなく、あなたやご家族のライフスタイルにあった本当に使いやすいお庭が完成します。
これらのポイントをきちんと伝えませんと、見た目は綺麗だけど、生活に不便なお庭になってしまいます。

実は、お庭が完成して最も後悔するのは、見た目のデザインではなくて、上記をきちんと検討しなかったことによる生活する上での不便さなのです。

外構・エクステリア工事といっても、価格は10万円〜300万円と幅は広いです。新築戸建ての外構工事で、最も多い価格帯は、おおよそ150万〜250万程度と言われています。
以下に、新築戸建ての外構工事の予算の目安となる２つの計算方法をご紹介します。これにより算出される予算が取れると、快適な外構・エクステリアをつくることができると言われています。

新築戸建て外構工事費　＝　総建築費用の１０％前後
【計算例】建物の総費用が３０００万円の場合
３０００万円×１０％＝３００万円

新築戸建て外構工事費　＝　敷地面積（m²）×１万円
【計算例】自宅の敷地面積が８０坪の場合
８０坪×3.3m²×１万円＝２６４万円

※敷地面積が坪の場合は、坪数×3.3m²をm²に直します。
※エクステリア・外構・造園工事を行う面積ではなく敷地面積です。
※上記の計算方法はあくまで目安であり、参考としてお使いください。


上記の内容をきちんと取り入れてくださるエクステリア・外構・造園業者と、無料・匿名にてご相談をすることが出来ます。また、提案や見積などを受取ることが出来ます。
匿名でのやり取りから始まりますので、嫌な売込などを受ける心配も一切ございません。

まずは資料請求をして下さい。
それから、ご家族でじっくりとお庭について考えてみて下さい。
あなたやあなたのご家族が、本当に満足の出来るお庭が出来上がることを願っております。